普段の生活も教育の一環
子どもにとっては学校で学ぶこと、塾で学ぶことだけが教育ではありません。ある意味家庭こそが教育の場だと言えます。これは何も、家庭で難しいことを教えろというわけではありません。例えば日々の買い物を一緒にして、旬の野菜を見て知ったりすることも有用なことです。つまり、日常生活の全てに学べることは詰まっているということです。掃除をするときにどんな順序で行うか、洗濯物を洗うときにどう仕分けるか、こう言ったことは家庭で家族のやり方を間近で見ないと身につきません。食事のマナーや箸の持ち方などがその最たるものでしょう。これは家庭で家族を見て自然に身につけることです。何も両親で厳しく箸の上げ下ろしを指摘する必要はありません。家庭の大人たちが正しい食事のマナーで食事をすることが、子どもにとってこの上ない教育なのです。勉強はいつでもどこでも学ぶことができますが、こういった日常のマナーは大人になると身につきにくくなるので、子どものうちが大切です。